次はPSのメッセージでお会いしましょう(無理)【ビデオンゲームス ブラックレーベル_自パート振り返り①-後編】
「ビデオンゲームス ブラックレーベル」の振り返りを引き続き少しずつやっていきます。
ちまちまと書いてはいたのですが中々まとまらなかったり、間で関西と名古屋へ行ったり、更にゲームが増えたり、PC作業の時間があまりとれなかったりで間が空いてしまいました。申し訳ございません。
今回は「PARTY☆NIGHT -HYPER PARAPARA VERSION- 」パートの続きです。5000字を超えているのでこんなもん読んでないでセガサターンで遊びましょう。
後編では大体こんな感じの話をします:
・使用したゲーム一覧
・音声/動画の構成や入れたネタについて
諸々リンクはこちらです:
[合作]
[前回記事]
■メンバー紹介/音声について
警告メッセージを使ったソフトと動画だけ出てきたソフトとがあるので、まずは警告メッセージを使ったソフトだけ列挙します。
(ほぼこれらを並べただけみたいな構成なので、音声全体についての話に続きます)
計21種類の警告音声を使用しました。全タイトルに言及したいところですが量がすごいので割愛します。
「メイン」「サブ」はあまり気にしなくていいですが、一応説明すると「サブ」は音声にパンを振って左右に避けたものです。聴き取りが難しくなるのであまりやりたくありませんでしたが賑やかさを優先してやってしまいました。
19〜21の「汎用警告」は、ソフト固有のものではなくメーカー(今回だと多分セガ?)が用意した標準的なメッセージのことです。汎用といっても括弧書きがある通り1種類ではありません。これもこれで突き詰めると魅力的なのですが今は合作の解説なのでまた別の機会にお話しようと思います。
喋る内容が似通っており素材を有機的に繋げるのが難しいので、基本的には素材の羅列にはなってしまいますが、一応「さくら」繋がりで並べてみたり(2,3,4)、パイオニアLDC(6,8)、テレビ番組(12,13)といった関連性を持たせた配置もあったりします。
因みに、意図的に採用を見送った警告メッセージや、案としてあったけどやめたこともいくつかあります。
・SSのガンダムゲー
警告メッセージについて調べたことがある方なら、ガンダムゲーの力の入り具合をご存知だと思います。ただ、筆者がガンダムに明るくなくソフトを所持していない為今回は入れていません。
(ジャンルとして嫌いとかそういうことではありませんのでそこは誤解なきよう。特殊警告のあるSSのソフトは全て集めようと決めたので買うことにはなります)
・アイドル雀士スーチーパイシリーズ、ゲーム天国(SS)
警告メッセージの内容がかなり充実しているシリーズです。これらについては一通り持っており作品としても好きなのですが、終盤にジャレコパートがある為全て採用を見送りました。
前半で公開した叩き台の音声の冒頭はスーチーパイのものだったので『でじこのマイぶら(DC)』が発掘されていなければ入りはスーチーパイになっていたと思います。
・音合わせ
もしこのパートに音合わせを入れるとしたら、以下のような案がありました:
・『世界の車窓から(SS)』『スレイヤーズろいやる(SS、2も同様)』等に何故か入っているテストトーン(ピー音)を使う
・『セガガガ(DC)』収録の歌を使って人力
どちらも伝わらない上音声的に効果的かと言われるとそうではないので両方見送りました。
■動画について
◇理想より映えを優先
個人作で警告メッセージのMADを作るとしたら、台詞合わせを聴かせる構成に持っていきたいので動画はごくシンプルにするつもりでおり、本パートも当初はそのようなつくりになる想定でした。
しかし、ドリームキャストも対象に加えたことによる情報量の増加に対応すること(DCSS綯い交ぜなのでUIがころころ切り替わる問題もある)、また合作の最初のパートということで、プレイ動画等ゲーム自体の情報も積極的に出して賑やかな感じにしようという思いから方向性を変えました。
◇導入:ゲームMADx実写の可能性
本パート(というより本合作)は、ドリームキャストの宣材写真から始まり、実写(サクラ大戦仕様)に切り替わった後、ハードやソフトが映る画に続いていきます。
ゲームの合作の冒頭なので、ゲームを始める前の様子を入れたかったのでこのようになりました。まあこのパートだとゲームは始まらないんですが……
ゲームMADx実写(私物)は、表現の幅が拡がるのでもっと軽率にやられるといいと思います。
◇前半:ドリキャスUIの優秀さ
前半の動画はドリームキャストとセガサターンのUI画面をベースに構成しました。
ドリームキャストはCD再生画面が凝っており、ソフト固有のレーベル画像が表示されるものも多いので、組み込みやすかったです。
ただセガサターンはそうもいかないので、こちらはゲーム画面メインで構成しています。
◇中盤:スーパーリアルワギャンランド
中盤からはUI画面から脱し、タイトル画面やプレイ動画をメインに据えています。
『料理の鉄人 キッチンスタジアムツアー(SS)』は冒頭にあった通りSSソフトの代表です(おかしい)。でもこの後別の動画でも博報堂マルチメディアエンタテイメンツのサウンドロゴを使うことになったのでやっぱり主力かもしれません(おかしい)。因みにゲームの内容はデータベースです。
中盤のメインである#16『リアル麻雀アドベンチャー 海へ』の警告音声では、「ヒロイン達が「セタ」からしりとりを始め、「ん」をつけてしまったキャラが警告でごまかす」という意味がわからない内容になっています。
この警告メッセージを動画におこすにあたり、ただジャケットが出るだけでは面白くないし分かりづらいので以下2点を実行しました:
・それぞれの発言キャラを同定する
まずヒロイン全員と会話するまでゲームをプレイし声を確認、序に動画用にキャラの画を確保していきました。
そして録画したプレイ動画を基に発言者を同定するのですが、声の聴き分けが非常に苦手なので非常にしんどかったです。コメントで突っ込まれてはいないようですが未だに自信がないです……
・しりとりのフレーズに因んだゲームの画像を持ってくる
しりとりを文字ではなくゲームのグラフィックで表現しました。とりあえず下表をご覧下さい:
・動画だけ出演したソフトたち
ここのネタ出しが本パートで一番大変でした。特に「春節」「漬物」は本当に思いつかなくて合作のサーバ内で募集をかけた程でした。
ここに関してはSS/DCに縛ると無理なので他ハードの力も借りています。「海苔巻き(則巻)」「キリン(kirin entertainment)」はベストアンサーだと思っています(?)
「漬物」は『す〜ぱ〜なぞぷよ ルルーのルー』に出てくる「ふくじんづけコース」を採用しました。案を下さったruijiさんありがとうございました!
(ボボボーボ・ボーボボのキャラ「つけもの」を持ってくる案もありましたがゲームで出てくるかじっくり確認する時間がないので泣く泣く見送り。ボーボボ→Dr.スランプのならびも面白そうでしたがね)
「春節」は結局出てこなかった上、他国の伝統行事ゆえ変に茶化すことが憚られる(正しい表現をする必要がある)為、最終手段として明確に春節祭のイベントがある『バーガーバーガー2(PS)』を使用しました。
(ソフトを持っていないうえある程度進めないと見られないイベントなのでこれは拾い画となります。当パートで持っていないソフトはこれと3DOの配管工は(ry のみ)
余談ですが、合作投稿から暫く経ち、「春節」について答えを見つけてしまい当時の私に送りつけたくなりました。
しりとりの後は『ティンクルスタースプライツ(SS)』と『ぷらすぷらむ(DC)』のコンビ。両者とも選定基準は「再生した時にどんなことが起こるか(どんなリスクがあるか)について語っている部分が欲しかった」というものでしたが、両方とも画面が縦2分割だったのできれいにまとめられました。
あとティンクルスタースプライツの4方向から来る画面転換めちゃくちゃ気に入りました。パクる
◇後半:汎用警告の世界へようこそ
後半は汎用英語警告(セガCD型、クリスタルダイナミクス型等と勝手に呼んでいる)から始まり、セガサターンとドリームキャストの汎用警告、そして繋ぎの『メタルウルフ』へと続く構成です。
そもそもクリスタルダイナミクスって何だよという話ですが、アメリカのゲーム会社です(所在国が分からなかったので調べたら結構最近まであったっぽくてビビった)。『ゲックス』や『マジカルホッパーズ』等面白いゲームが割と多いので、洋ゲーメーカーの中では比較的信用できるところだと思っています。
で、何でこのメーカーが急に出てきたかというと、英語の汎用警告音声を積極的に採用していたメーカーだからです。
※『サイベリア(インタープレイ)』や『クライムウェーブ(ヴァージン)』等でも見られるのと、抑々セガCDの警告音声らしいのでこのメーカー特有という訳ではないです。念の為。
汎用警告で固めた部分も欲しかったので、SS日本語汎用、SS英語汎用、DC汎用、という形で各々自由に喋らせています。
(英語のリスニングは苦手ですが、Youtubeの字幕機能で海外汎用警告の全文を載せている動画があって助かりました……)
(超ひっそりと書いておきますが、DCのところの文言はミスで、「汎用警告(短)」が元々考えていた文言です。DCの汎用警告の場合秒数より「長い」「短い」で表現した方が分かりやすい気がしています)
そして最後、サブリミナルみたいに入る『メタルウルフ(DC)』がメインになり、次パートへ移ります。
『メタルウルフ』→『メタルウルフカオス(XBOX)』へ綺麗に繋がった点は前編で言及した通り。そして繋ぎの部分については調整の結果次パートご担当であるラグマットさんに製作して頂く運びとなりました。ありがとうございますそして申し訳ありません……!
内容的にも期間的にも長くなりましたが、とりあえずこのパートはこんなところで。
製作や公開から時間が経ってしまうとだめですね……
とりあえず警告メッセージという概念だけでも覚えて帰って下さい。
最後に、このパートのアイデアが受け入れられて本当によかったです。ありがとうございました。
ところであと2.5パートあるんですよね……(終了)