来てくれてありがとうx2【ビデオンゲームス ブラックレーベル_自パート振り返り①-前編】
コンシューマーゲーム音MAD晒しイベント向けに個人作も上げられたので、「ビデオンゲームス ブラックレーベル」の振り返りを少しずつやっていきます。
今回は「PARTY☆NIGHT -HYPER PARAPARA VERSION- 」パートについて書いていきます。
殊の外書きたいことが多かったので前後編に分けたいと思います。
前編では大体こんな感じの話をします:
・そもそも何だよこの素材
・一回音声を作り直した話
合作はこちらです:
【合作】ビデオンゲームス ブラックレーベル - ニコニコ動画
■素材について
このパートの素材は「ディスク警告メッセージ」です。
パートを振り返る前に、このパートの素材がそもそもどういうものなのかについて説明致します。
ディスク警告メッセージとは、簡単に言えば「ゲーム機以外で再生しないよう注意喚起する為に記録されている音声データ」のことです。
このパートは、そんな警告メッセージのうち、セガサターンとドリームキャストのものをたくさん集めて構成したパートとなっています。
警告メッセージは音MAD関係なく趣味で蒐集している(ちゃんと集めているのはSSとDCだけですが)ので、ちゃんと解説する機会を設けたいと思っています。
■構成の変遷、そして再構成へ
パート決めの前から、この素材でやるとしたら最初のパートだろうなと思っており、かつ只管メッセージを配置するという音声の構成はブレないだろうなということで、手許にある素材で先行して製作を開始、かなり早い段階で叩き台を作成していました(案の定最初のパートはすんなり担当になる)。
その時の音声は、オチの部分を除きセガサターンの警告メッセージのみで構成されていました。
↑プロトタイプ音声。衝撃の第一声。
音声の埋め込みはご指導頂き何とかできました。
理由としては、曲的に使えそうな気がした「デ・ジ・キャラット ファンタジー(DC)」の警告音声が汎用のもの(※)だったことによってドリームキャストの警告メッセージを入れる理由が無くなってしまったことが一番大きいです。
(入れてもよかったんですが、当時は可聴性を優先して詰め込みすぎを避けていました)
※大雑把に分類するとハードのメーカーが用意したものとソフト独自のものの2種類があり、デ・ジ・キャラット ファンタジーは前者でした。
汎用警告も地味にバリエーションがあったりして面白いんですけどね……
そんな中、2つの奇跡が起こり、パートの作り直しを決意するのでした……
※作り直しといっても〆まで全然余裕がある時期の話なので何も問題は起こりませんでした。念のため。
■主軸となった2本のソフト
製作期間中、是非ともこのパートに取り込みたいドリームキャストのソフト2本と運命的な出会いを果たしました。これによってドリームキャストの警告音声も使用する必然性が生まれたので、音声を一から作り直すこととしました。
普通は音声作り直しとなると億劫になりますが、
・登場タイトルが倍くらいに増えて最初のパートらしく賑やかにできる
・ただの羅列に一部意味を持たせられる
・単純に動画で表現の手数が増える(この辺は主に後編で言及します)
というプラスに働く要素が多かったので、追加の音声収録も含め楽しく製作できました。
以下、戦犯2本です(ぇ
①でじこのまいブラ(DC)
ドリームキャストのデ・ジ・キャラットのゲームそういえばもう一本あるなと思い調べたところ専用の警告音声があることが発覚。しかも寸劇仕立てででじこの台詞も多いということで、気づいたら私は秋葉原にいました。
何故か意外と売っておらずちょっと焦りましたが無事確保、この時点でドリームキャストの警告音声も加える形で作り直すことが確定しました。
「メドレーがバトルンドリームで、最初のパートの素材がディスク警告メッセージ」という限定的すぎる状況で起こった奇跡です。
ソフト自体について解説をしておくと、ドリームキャストのネット環境のカスタマイズツール的なもの+疑似チャットやミニゲームが楽しめる、というものです。
なので登録等をすっ飛ばしてソフト単体で起動するとこうなります(ここでも音声のメッセージあり)
②メタルウルフ(DC)
プリンセスソフトからリリースされたアドベンチャーゲーム。意外なことにPC移植ではなく家庭用しか存在しないようです(PS2版も存在)。
中古ゲーム店へ行ったとき、ドリームキャストソフトの棚でたまたまこのソフトの存在を知りました。完全初見かつ普段手を出さないジャンルのゲームではあったのですが、ビビッと来た理由はこちら:
そう、次のパートのゲームが「メタルウルフカオス(Xbox)」という、検索するとそちらを検索したことになるくらい類似の名前を持つゲームだったのです。
(因みにタイトルが似ているだけで両者は何の関係もありません)
その場で即座に警告音声があるかを検索。DCのADVなので正直勝機はありましたが、専用警告があるらしいという情報が見つかったので購入しました。
ということで、こちらは「たまたま次のパートのゲームとタイトルが似すぎたゲームがあり、それをたまたま店頭で知って、そしてたまたま自パートで採用できる条件を満たしていた」というこれまた限定的すぎる事例となりました。
まだ実際のパートについて言及できていませんが2500字にいきそうなので後編につづく。つづくったらつづく。